小医は病を癒し、
中医は人を癒し、
大医は国を癒す
小医は病を癒し、
中医は人を癒し、大医は国を癒す
一つの歯科医院から始まった郁栄会が、広域にわたる組織となった原点は訪問歯科診療にあります。寝たきりの患者さんが多い訪問歯科診療では、摂食・嚥下機能の維持や誤嚥性肺炎を防ぐためにも、継続的なケアが必要となります。
郁栄会が訪問歯科診療に取り組み始めた当時は、介護保険制度もなく訪問歯科診療があまり一般的ではない時代でした。患者さんの生涯にわたって継続的にケアをするには、ボランティア的に行うのではなく、組織としてしっかりと取り組むことが必要だと考え、つくりあげていったのが郁栄会という組織です。
通院することができなくても歯科を必要としている方はたくさんいます。求められるまま対応していくうちに組織が大きくなり、自分たちが行っていることの社会的意義を実感し、使命を果たしたいと思うようになりました。
日本一の歯科医療グループをつくる、そして組織を大きくすることによって、可能性を広げていきたい。一人の患者さんのむし歯を治すことから、家族を、地域を、日本を、そして世界を癒すことのできるグループにしていきたいと思っています。
医療の産業化と
グローバル展開
医療の産業化とグローバル展開
郁栄会は真剣に医療と向き合っているからこそ、医療界には企業の持つ戦略性・顧客至上主義、組織力を取り入れる意識改革が必要だと唱え、創成期から医療の産業化を提唱してきました。
その後、2010年に政府が発表した新成長戦略では柱の一つとしてライフ・イノベーションによる健康大国戦略を掲げ、それからも継続して医療の産業化を政策に織り込んでいます。
国の社会保障システムはすでに破綻しています。日本の優れた制度である国民皆保険制度をきちんと守るためにも、医療をコストとしておくのではなく、次代を支える産業に変革させるべきだと考えています。
郁栄会は展開をしていくなかで、横に繋がりを持つ他の医療法人や株式会社と連携をして、哲学や理念を共有する「DSヘルスケアグループ」というグループを形成しました。グループでは中東やアジアを中心に取り組みをすでに開始しています。
日本の医療、そして介護は外国に輸出できるグローバル産業にも成長し得ます。郁栄会はその想いと行動の発信源でありたいと思っています。